たまに不安で仕方なくなること、
ありませんか?
「○○ができていない」
「〇〇が無いから自分は不幸だ」
「〇〇さんのことが嫌いです」
というネガティブな思い。
私もいろんな不安や不満を持つことがあります。
「結婚していないとダメ」
「お金をたくさん稼いでいないとダメ」
「素敵な恋人がいないとダメ」
「太っているからダメ」
「イライラしてしまうのはダメだ」
などなど。
理想を持つのは大事だけれど、
自分にダメ出ししていても
何のプラスにもならないんですよね。
むしろ事態は悪化します。
今日はそんな
あなたの心をラクにする
簡単で効果的なエクササイズ
をお伝えしますね。
まずは紙と筆記用具をご用意ください。
作業1【不満や不安の理由を、きちんと紙に書き出す】
【やること1】
今悩んでいることや、その思いを紙に書いてみましょう。
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例えば
「たくさん稼ぐことができず生活が不安だ」
「恋人がいない自分が嫌だ」
「ビジネスで結果が出なくて嫌だ」
「上司が威圧的で嫌だ」
などなど。
紙に書いて明らかにすることで
もやもやしていたことを
客観的に見ることができます。
なにはともあれ、
ここからがスタートです。
嫌なものは嫌だし、
不安なものは不安。
腹が立つ事だって人間なのだからあっても当然です。
人間なのだから不安になることもありますよね。
真面目な人ほどきちんとしようと思いますから
不安になることも多くなるかもしれません。
だからといって
自分の中のネガティブな感情を
否定する必要はありません。
むしろ、否定してはいけないし、
その傷ついた感情を自分が十分に味わってあげないと
先に進むことはできないんですね。
「大変だね。そうだよね、嫌だよね。不安にもなるよね・・・。」
というように、
自分を労ってあげる
ことはとても大事です。
頑張っているからこそのネガティブな思い
だったりするからです。
ここで
自分のネガティブ感情を否定する癖がついていたり
その気持や感情に蓋をしすぎると
だんだん
自分が本当に望んでいるものすら
わからなくなってきます。
だから、
今持っている不満や不安などのネガティブは
ありのまま認めてあげることが大事なんですね。
認めてあげたら
次の幸せな段階へと進めます。
作業2【なぜそう思うのかを書き出す】
では不安や不満を書き出したら
次は、
【やること2】
「なぜそう思うのか」 の理由を書きます。 |
例えば・・・
「恋人がいないとかっこ悪い」
「みんなパートナーがいるのに自分だけいないのは嫌だ」とか
「結婚していなくて将来孤独になりそうで不安だ」とか。
「貯金が無いと老後の生活ができなくなるから不安だ」とか。
「お金が無いと旅行に行けなくて嫌だ」とか。
「お金が無いと能無しみたいで嫌だ」
「上司が私にストレスを与えることが嫌だ」
などなど。
ここまでやっただけでも
既に少し不安が小さくなる人もいると思います。
なぜなら、
紙に書き出すだけで自分の感情が明確になるので
モヤモヤが解消され始めるからです。
作業3【今書いたことを「それでもいいんだ」と言い換えてみる】
ネガティブ感情を書き出したら
次はいよいよこのエクササイズの山場です。
普通、良くないことは直したいって思いますが
ここでは、
【作業3】 ネガティブな思いを 逆に認めてあげる文章を作る。 |
例えば
「私は恋人がいないけれどそれでいいんだ」
「貯金が無いけれどいいんだ」
「上司が威圧的だけれど、それでいいんだ」
「結婚していないけれど独身でいいのだ」
などですね。
このように
「それでいいのだ」ということを書き出したら
口に出して唱えます。
一つにつき5回ほど言ってみましょう。
声を出してです。
すると、どうなるかといいますと・・・
最初は逆にそんなこと言っちゃっていいのか??
とか
改善されないんじゃないの?
とか思うかもですね。
でも、ちょっと続けてみてください。
やっているうちに
段々と自己否定や不安が減っていく感じが
してくるはずです。
ただ、結果は焦らないでくださいね。
何事も悩みが深ければ深いほど
それを軽減させるのは時間もかかります。
一回やっただけでは不安などが軽減されなくても
徐々に軽減されることもありますので
数日単位で見ていくことも
ときには必要です。
また、長年の悩みだったら
数ヶ月単位で少しずつ不安が軽減されることもあります。
ぜひ長い目で見て
確実に不安を減らすっていうことも
頭の隅に置いておいていただければと思います。
そのほうが気持ちもラクになりますよ。
執着を手放すと自然と問題が解決する
逆説的ですが、
願いを持っているのは当たり前のことなので
それはそれでいったん心の片隅に置いておきます。
今叶っていない夢や理想(不安や不満の元になっているものごと)
に執着すると
余計にそれが解決しないことがあるんですよね。
マイナス点に着目しすぎると
その現実をむしろ引き寄せてしまうからです。
であれば、いったんその不安や不満を手放してみるといいわけです。
解決策を練るのはいいけれど、
ずっと頭の中をネガティブでいっぱいにするのがマズイんです。
なのでここでは、
一旦「それでもいいのだ」
としてしまうことで
次へ進めるということです。
実は人生に正解っていうものはなくて、
たとえ不足があって思い通りにならなくても
別に必ずしもそれが不幸になる理由にはならない
ことに段々と気づいていくんですね。
なぜなら物事には必ずプラス面とマイナス面があるからです。
今マイナスに見えていることでも
必ずプラス面が隠されています。
実は人生はありのままの今とか
ありのままの自分を否定しないで
目の前にあることに感謝できるようになった人から
幸せな人生に入っていくものなんです。
今、最高に不安だったり不満があっても
それがあったから、今度は人生のどこかのポイントで
幸運に転換されるかもしれないのですよね。
完全に良いことばかり起きる人生っていうのはあり得ないし、
一見良くないと思われることが実は次なる大きな幸せにたどり着くのに
必要なことだったら・・・。
ちょっとそんな思考を持ってやり過ごしてみると
心がラクになるかもしれませんね。